自分で作ったお弁当はどうしてこんなにおいしいんだろうと思う。
特別な材料を使うわけでもなく、特別手の込んだおかずを作るでもなくても
お昼にお弁当箱を開いた時のあのホッとする感覚はなんとも言えない。
家から持ってくるのだから当然冷めているけれど、それも持ってきたあかし。
おいしさの一部。
とはいえ、お弁当を作るとなるとメニューを考えるのが大変そうとか
「朝から忙しそうだからと尻込みをしている人」や
「一度作ってみたものの大変だったから手作りはやめた人」
もいるのではないだろうか。
そこで、ずぼらな私でも続けることのできたお弁当作りの秘訣を紹介したい。
私のお弁当作りの秘訣はこちら。
2.楽ちんのっけ弁当
あわせて、具体的な作り方も解説するので、作り方も参考にしてほしい。
1 バランスの取れるワンパターン弁当
バランスとは栄養もさることながら味や色も重要なお弁当の要素。
(1)ワンパターンの法則
ここでは、ワンパターンの法則を紹介する。
ポイントは下記の2つ
・お弁当箱の半分をご飯にする。
・おかずスペースを4分割する。
①お弁当箱の半分をご飯にする。
お弁当箱の半分をご飯にすると、あらかじめ決めておくのがおすすめ。
ご飯の量を常に半分と決めておくと、おかずの量や色合いを決めやすくなる。
また、栄養バランス、口中調味のバランス共に良くなるのが理由。
ご飯は、弁当に入れて冷めることを想定し気持ち柔らかめに炊いておくと
おいしいく食べられる。
また、梅干しやゆかりをのせておくと、ご飯が痛むのを予防する効果がある。
同時に、味や香りが良くなるのでおすすめ。
時折、ダイエットでおかずだけの人を見かけるが
腹持ちがよいご飯をしっかり食べておけば
お菓子に手が伸びたりしないはず。
また、穀類は大切なエネルギー源。
特に脳はブドウ糖だけをエネルギーとするので、十分にとっておきたい。
②おかずスペースを4分割にする
おかずをゼロから考えると大変なので
おかずスペースを4分割にしておくと考えやすい。
具体的には、
卵ゾーン、常備菜ゾーン、緑野菜ゾーン、お肉かお魚ゾーンとしておく。
この4種類のおかずなら
概ね卵1、野菜2、肉・魚1、となり、栄養のバランスもいい。
見た目も黄色、緑、茶色があって、美味しそう。
きれいな色ばかりだと意外と食欲がそそられない。
お醤油の味がありそうな茶色があると見ただけでおいしさが想像できる。
あとは、ワンパターンなりに変化をつけることが大事!
以下、変化のつけ方の例を紹介する。
【卵焼き】
卵に砂糖と塩で味付けする普通の卵焼きも
砂糖多めにするか、しょっぱめにするかで違ってくる。
卵2個で卵焼きを作るときに、大さじ1杯くらいマヨネーズを入れるとふっくらする。
巻き簾を使って、三角やハートなどにして形に変化をつけるのもいい。
断面に海苔で顔も描ける。
卵焼きバリエーションを紹介する。
中に混ぜ込む
粉チーズ、とろけるチーズ、すりおろし人参、みじん切り玉ねぎ、
小口切りの青ネギ、みじん切りパセリ、明太子など
好きなものを入れて、普通に卵焼きを作る。
味に変化がつくし、色あいも変わる。
一緒にくるくる巻く
海苔、ハム、スライスチーズなどシート状のものを卵と一緒に巻く。
巻きはじめを残して流した卵液の上にのせ
芯の部分を少し巻いてから卵と一緒に巻いていく。
巻き終わりも卵だけになるように。
くるくる模様がお弁当のアクセントになる。
黒い海苔が一番くっきり模様が分かるけど
好きなもの巻いてみよう。
芯にする・・・棒チーズ、ゆでたホウレンソウ、ウインナー
魚肉ウインナー、かにかまなど棒状のものを卵焼きの芯にして巻く。
やり始めるとこれはどうかな?と面白アイディアがわくこと間違いなし。
いろいろ試してみよう。
アイディアで卵焼きがあれこれ華やかに変身!
※ゆで卵もおすすめ。
しょうゆ、砂糖、みりん(またはめんつゆ)に一晩漬けこんでもおいしい。
ウズラの卵で作るとミニチュアのようでかわいい。
【常備菜】
これは栄養的にも野菜、豆がおすすめ。
2~3日は冷蔵保存で大丈夫なものを作る。
でもせっかく作るのだからもっと作りたい・・・。
その場合、常備菜スペース分を小分けにして冷凍保存しておく。
小さなカップに入れておけば、そのまま入れられるから便利。
朝作ってお昼に食べるのなら既に自然解凍されている。
夏だと保冷剤変わりと考えてもいい。
常備菜バリエーションを紹介する。
基本は味付けが濃いめでよくて煮込めいるものであるか
しょうゆや酢につけ込んでいるものならOK。
野菜
きんぴらごぼう、棒切り大根のしょうゆ漬け、人参のラぺ、
きゅうりのピクルス、レンコンのきんぴら、もやしの酢漬け、きゃらぶき
乾物
ひじきの煮物、切り干し大根の煮物、切り干し大根の酢漬け
大豆と昆布の甘煮、昆布の佃煮、金時豆の甘煮
乾物などは常備しておけるし、少し余った野菜などを使って
夕食を作る時やお休みの時などにあらかじめ作っておけば
ひと手間助かる。
【緑野菜】
生の葉物はお弁当を食べる時にしんなりして美味しくない。
加熱した緑の野菜のおかずを考えよう。
ほうれんそう、春菊、小松菜、青梗菜、
ブロッコリー、スナップえんどう、さやいんげんなどが
使いやすい。
ゆでてしょうゆで和えたあと、ゴマや鰹節、板海苔などをまぶすと汁がたれにくいし
味のバリエーションも広がる。
マヨネーズを少し加えるもあり。
野菜炒めにする場合は、
一度さっとゆでて水けをきって炒めると、
冷めても汁けが出にくい。
【お肉、お魚】
エビフライ、とんかつ、唐揚げ、ミートボール、ハンバーグ
焼き塩サバ、焼きサケなどが定番と思う。
ここではバリエーションというよりも、作り方のコツを紹介する。
・骨などを取り除き、食べやすくしておく。
・ミンチ以外の肉は切れにくい場合があるので、大きさは一口大にする。
・豚肉や牛肉は脂肪は、気温が低いと脂の塊が白くなるので
脂身の少ない部分を使うのがよい。
・ハンバーグや唐揚げなどは、夕食時に多めに作って加熱してから冷凍しておくと
お弁当のおかずにするときに、加熱が十分かどうか心配することもなく
調理が楽。
補足
お弁当箱の大きさを変えれば、年齢や性別に関係なく
同じおかずで、量を調節するだけで家族全員のお弁当に対応できる。
2 楽ちんのっけ弁当
ワンパターンといえど、4種類詰め込むのはちょっと疲れる時がある。
そんなときは、お弁当箱全面にご飯を敷いて、おかずをのっけてしまうのもあり。
ご飯におかずの味がしみしみで美味しい。
それでいて、手軽で簡単に楽にできるので参考にしていただきたい。
特に1秒でも長く寝ていたい日の朝に最適なお弁当。
①ソースカツ丼弁当
ご飯の上にゴマ塩を振りかけ、こまかーいせん切りキャベツを乗せて
一口大に切ったとんかつをソースが下になるように乗せる。
一口カツやチキンカツもおいしい。
②焼き鳥弁当
鶏肉をフライパンで焼いて甘辛いたれにつけ、ご飯にのせる。
周りに茹でキャベツを添える。キャベツも鶏のたれでいただける。
③おさかなのかば焼き弁当
3枚におろしてお弁当箱にちょうど乗っかるくらいの大きさのアジやサケなどを
鶏肉同様フライパンで焼き、たれにつけてご飯に乗せる。
周りにおひたしの青菜をいっしょにのせるとよい。
④のり弁当
困ったときはこれ。ご飯にはゴマ塩を振り、真ん中には梅干し
その上に海苔を一口大くらいに切りのせる。
ご飯全体に敷き詰めても、お箸でとりやすい。
十分これで美味しいけれど、あとは、冷蔵庫のあるものをのせれば
さらに意外とおいしいものになる。
佃煮、野菜炒め、ちょっとあぶった練り物、ウインナー
昨日の残りのハンバーグ…といった感じで、
残り物をちょこちょことのっければOK。
前日の夕食をお弁当用に少し残しておこう!
ステキなのり弁のできあがり。
3 おわりに
お弁当は日本の伝統文化。昔からの習慣。
出かける時には、朝早くから起きて
ご飯とおかずを、お昼からも頑張れる力と愛情を
小さな箱に詰め込む。
家族がみんな元気で一日過ごせるように。
自分のためのお弁当だって、あれやこれやと自分の好きなものを詰めて
お昼ににっこり笑って食べ、一息つく。
幸せ。
特にお仕事の時は
出かけて食べる…とか、買いにでかけるとか、出前を取るとかって
お昼のことを何か考えるのが面倒くさい。
お弁当なら、昼休みまでがっつり仕事に集中できるし
食べた後、ゆっくりと休憩を過ごせる。
家にいる時も、お弁当を作っておけば
心置きなくお昼までやりたいことに没頭できる。
おうちで食べるお弁当もおいしい。
片付けがお弁当箱とお箸だけなのも嬉しい。
今やコンビニやお弁当屋さんは目白押し。
ランチも、食事の宅配も大盛況。
とはいえ、自分の作ったお弁当は、豪華ではなくても、冷めていても
ちょっと形が変でも、色とりどりでなくも、なぜかおいしいのです。
私も、早起き苦手だしなんて思っていたけれど
お昼に手作りお弁当を食べるために30分早起きする。
はじめは、小さなメモ用紙にお弁当の設計図を書いていた。
頭ではまとまらくて。
今でもお花見など特別な時には
寝る前にお弁当の設計図を書いて冷蔵庫に貼っておく。
朝の忙しい時にスムーズに動ける。
お弁当づくりをすると、動いているうちに、少しずつ心も体も目覚めてくる。
やる気と今日1日を過ごせる嬉しさがこみあげてくる。
ふたを開けた時に「美味しそう」と喜ぶことを想像して作ると
幸せな気分になるでしょう。
あなたとあなたが作るお弁当を食べる人が笑顔でありますように。

