赤紫蘇の効能と赤紫蘇ジュースの作り方

赤紫蘇といえば梅干しを赤く染めるために使われることが多い。
梅漬けに使った赤紫蘇は梅の風味がついて美味しいご飯のおともになる。
この赤紫蘇を乾燥させてパラパラにしたものがゆかり。

青紫蘇は大葉という名前でも売られていて、お料理の薬味などに使われることも多いが
赤紫蘇はお料理の材料としてはそんなに多く登場するものではない。
そんな赤紫蘇をジュースにすると、なんときれいな色の爽やかな夏のドリンクとなる。

私が赤紫蘇ジュースを作る理由は4つ
夏バテ予防、抗ストレス効果が望めるから。
見た目もきれいで味も爽やかだから。
・赤紫蘇は季節を逃すとなかなか手に入りにくいので
 作ることに特別感があるから。
色の変化もあり、作るのが楽しいから。

ここから赤紫蘇の効能と、赤紫蘇をたっぷりとれる赤紫蘇ジュースの作り方を紹介する。

赤紫蘇の効能

赤紫蘇の栄養素特有の成分薬膳の考え方からの効能を述べ
ジュースにした場合の効能についても考察してみた。

【赤紫蘇に多く含まれる栄養素とその役割】

カリウム : 高血圧予防の役割
・心臓機能や筋肉機能を調整する。
カルシウム : 骨や歯のもととなり、イライラを抑える役割
・骨・歯などの組織をつくる。
・筋肉の興奮性を抑制したり、刺激に対する神経の感受性を沈めたりする。
ビタミンA : 目のビタミンともいわれる
・皮膚、粘膜を健康に保つ。
・薄暗いところでの視力を保つ。
ビタミンC : お肌も体内も健康に保つ役割
・コラーゲンの生成。
・毛細血管、歯、軟骨、結合組織を健康に保つ。

【赤紫蘇特有の成分】

ペルラルデヒド
・紫蘇特有の強い香りのもとはこれ!
古くから日本料理に欠かせない。
・防腐、防カビ効果もある。
〇色素 シソニン(アントシアン系)
・梅干しとともにつけ込むと、梅の酸のため鮮紅色となり
梅干しに色を付けることができる。

【薬膳の考え方から…】

〇赤紫蘇は温性の食材として分類される。
〇余分な熱を冷まし、水分を取り去る食材なので
 夏バテにも良い
〇肝の流れを作るのでストレスに強くなる。

【ジュースにするということは…】

〇そのまま食べる時と栄養素量などは違ってくるけれども
薬味等で食べるよりも多量に摂ることができる。
〇薬膳で糖類はからだを温めも冷ましもしない
カボス果汁は体を温める食材なので、赤紫蘇の効能は保てる

 

赤紫蘇ジュースの作り方

赤紫蘇ジュースの基本はお湯で赤紫蘇の成分を煮出した液に
糖類を加えて十分に煮てなじませ
少し冷まして酸を加えてきれいな色を出すという手順で作る。

基本の手順に沿い、以下のように変化をつける。

・糖類の量や種類は、味の好みによる。
白砂糖、三温糖、黒砂糖、氷砂糖、はちみつなど糖の種類で味が変わる
はちみつを使う効用は後述。
・糖類を入れて煮る時間は、保存期間や飲み方等による。
違いは後述。
・酸の量や種類は、味の好みによる。
レモン、カボス、スダチなどの果汁や醸造酢など
使用する酸の種類で味が変わる
酸っぱくなるから量も好みで調節する。

ここでは、爽やかな酸味があり、氷を浮かべるだけ
または同量の水や牛乳で割って飲むことを前提にし作ったものを紹介する。
2週間程度冷蔵庫で保存可能。
長く保存したい時は作ってすぐに冷凍しておくとよい。

【作り方】

材料                     〇用具
赤紫蘇 300g                鍋(ホーローかステンレス
三温糖 100g                ボウル(ホーローかステンレス
はちみつ 100g               さらし布
カボス果汁 70ml

作り方
①赤紫蘇をよく洗って水を切っておく。
②鍋に2リットルの水を入れ沸騰したら赤紫蘇を入れて15分ほど煮出す。
さらしで漉して、赤紫蘇の葉を取り除く。
取り除いた葉は成分が抜けて青紫蘇だったかな?と思うほど。
さらしごとよく絞って成分を煮汁にしっかり出す
④鍋をよく洗っておいて、漉した煮汁をもどす。
煮汁に砂糖100g、はちみつ100gを加えて、15分ほど煮る
この時は青紫色
⑥火をとめて、少し冷めたら、カボス果汁を加える。
ここでパッと鮮やかな赤になる。
          できあがり!

【作り方の解説】

作り方3 さらしで漉す理由
しっかり洗った葉で作っても、少しのチリがあったり
煮出すうちに細かくなった葉も取り除くため。

作り方5 はちみつを加える理由
はちみつには殺菌効果があるので、保存性を高めるため。

作り方5 長く煮る理由
砂糖が煮とければよいわけではなく、保存性を高めるためにしっかりと煮る。
長めに煮て、砂糖の濃度を濃くするほど保存性は高まる
ただし、煮つめすぎると紫蘇の香りや味に影響がある。
砂糖の香りが勝ってしまうことがある。

作り方6 カボス果汁を加えると鮮やかな赤になる理由
赤紫蘇の色素はアントシアニン系!
アントシアニン系色素はアルカリ性で青みがかり
酸性で赤みがかる性質がある。
酸を加えるとパッと色が変わるので面白い!

おわりに

赤紫蘇ジュースは味も香りも大好き!なので
少し多めに作って冷凍しておいて、人にあげたりする。
「紫蘇なの?」と驚かれる。
でも飲んでもらったら、「きれい!」と第一声
そして「いい香りで美味しい。」と好評なドリンク!
おまけにあれこれと体にいいよってことを話すと
作ってみようかなと言ってもらえる。

ぜひぜひ、作ってみてほしい。
ただし、八百屋さんやスーパーの野菜売り場に行っても
一年中あるわけではないのでご注意を!

わたしは、これから大きくなるという
 実家の赤紫蘇の葉を摘んで作るつもり。
 実家では、紫蘇は植えるものではなく、勝手に生えてくるものなので
 どこに出没するかわからないし
 青紫蘇と赤紫蘇が密生しているところでは青紫蘇が赤紫蘇になっていることもある。

 そんなことも楽しみながら今年も赤紫蘇の季節を終え
 私も赤紫蘇仕事を終える。

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